名刺の作製依頼をいただきました
公開日: 2022/03/07
- 読み物(製版)
- 読み物(DTP)
- 読み物(印刷・加工)
- その他
緑橋にある家庭料理のお店「小ゆき」さんのショップカードを作らせていただきました。
■デザインについて
もともと名刺よりのデザインをショップカードよりのものに変更、お店以外のロケーションでお店を紹介する状況をイメージしてお店の特徴・お店名・お休みを説明し、その後裏面を見せて場所の説明があり「迷ったらこの電話に連絡して下さい」という流を想定し表と裏の情報の整理を行いました。
表面にあった女将さんの名前・住所・連絡先を裏面に移動させ、表面には大きく中心にお店のロゴをその右手にロゴマークを配置し、定休日については表面に残しました。
裏面地図の道をグレーから線の枠線書きに変更、このあたりはもともと活版印刷
表2色/裏2色で凸版印刷でしてみてはと思った名残で、極力網点を排除していました。
結果としては文字の判別がしやすくなりよかったのではと感じています。
裏面の連絡先は 電話番号を大きく配置しています。
■加工方法
色の表現を考えると凸版(活版)印刷でと思ったのですが、版代・印刷加工代などを考えると顧客との折り合いができず
オフセット印刷(結局オンデマンド印刷になりました)+箔押
に落ち着きました。
■紙の選定
紙はお店のイメージでおちついてた和紙と相談があり、名刺ケースに沢山入れたいと薄い紙を所望されたため、アラベールホワイトスノーホワイトの130kgに結決定しました。
紙厚の関係で印刷はオンデマンド印刷での受注となりました。
■印刷について
今回は表面スミ1色裏面4色(本当ならスミ+特色でいってみたい案件)で依頼
91mmx55mmの一般的な名刺サイズで依頼
■箔押加工について
懇意にしている加工会社に依頼 表ロゴマークに村田金箔さんのスペシャルカラー(赤系)と思ったのですが箔の付きが悪く断腸の思いで金箔に変更しました。
重い・軽いの選択肢が多い金箔はこんな時にはとても助かります。
今回は見当の問題で箔の下に少し控えスミの印刷データにしたのも問題だったのかも
しれません、オンデマンド印刷ということもありタチと印刷のズレの影響なのか箔のよこからスミが顔を出す問題もでました。
印刷データにもトラッピング処理があり太らし、細らし、ケヌキ(DTPソフトのイラストレータではチョーク・スプレッドと言われています)については頭で考えるだけでなく箔や印刷の精度含めて考えてゆかないとダメだと反省しました。