ムラ取りシートについて

ムラ取りシート

■箔押加工時に必要なムラ取りとはどのような作業なのか

まず、機械に取り付けた箔押し用の版で素材に
１回箔押しをします。すると箔がつくべき部分に
箔がついている箇所とついていない箇所がでてくる
と思います。紙を置く台座もパッと見た感じは平らに
見えますが、実際は微細な凸凹や傾きがでていることが
ほとんどです。その凸凹を出来る限り平らで均等に圧力が
かかる状態に持っていくのが『ムラ取り』の作業です。
職人の経験で箔がのつきづらいり箇所を見極め、
ムラ取りようの素材を貼り付けて高さを調整します。
調整後に加工を行い、箔のつき具合をチェックします。
まだ不具合がでている箇所があればトレーシングペーパーなどを
重ね合わせてゆき、必要な箇所に箔がつくまで調整してゆきます。

ムラ取りシート使用例

■ムラ取り工程をさぼるとどのような問題が発生するのか

箔がつかなければならないところに箔がつかず
絵柄や文字の途中で箔が切れてしまいます。

■ムラ取りの使用される商材について
ムラ取りシート、トレーシングペーパー、顔料箔

■ムラ取りシートのメリット
箔が着きづらくムラ取りが困難な時
このシートをベークの下に追加するだけで
改善されることがあります、また同社の2段腐食で製版する
特殊版との相性は抜群です。

■ムラ取りシートのラインナップ
・0.30mmタイプ（白）

ムラ取りシート

シート厚:0.30mm
箔押し機全般にご利用いただけます。
・0.35mmタイプ（赤）
シート厚:0.35mm
手差しアップダウンや自動平圧機にご利用いただけます。